環境因子と遺伝因子
生活習慣病は、遺伝因子として先天的に高血圧やコレステロールが高くなりやすいなどの因子があります。そこに塩分の高い食事や脂っこい食事、運動をあまりしない、など後天的な要因で病気が発生していきます。
アルコールも親から遺伝したアルコールに強いすなわちアルコール分解酵素を持ち、さらに毎日の生活で、親が飲酒する姿を見て育ちます。
また、お酒が飲めない、弱い人は情けない、つまらない、出世しない、付き合いが悪い…などのネガティヴなイメージを吹き込まれて育ちます。(私はそうでした。)
私の母方の叔父は家業を継いだのですが、斜陽産業だったためか、事業が上手くいかずアルコール依存症になりました。
お金の使い方や飲酒運転での事故など大変だったそうです。奥さんや子供にも見捨てられ、肝硬変から50歳代前半で食道動脈瘤破裂で、自宅で一人で亡くなりました。
アルコールで問題のある人は、遺伝因子、環境因子両方で、アルコール依存性になりやすいということなのです。20歳前後の飲酒開始時には、もうアルコール依存性になる準備段階は出来上がっている。ということなのだと思います。
その後の人生で、依存症になるかならないかの分岐はどうやってできていくのかわかりません。
しかし、
毎日家で晩酌をする。
職場の同僚や友人と飲むのが何よりも楽しみ。
寝る前の一杯が欠かせない。
という生活が、ハイリスク群である私たちには、精神を荒廃させ、一歩づつ死に近づく習慣であることに、気がつかなくてはならないのです。
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