今日は何しよう?

ガーデニング、日々の雑記を綴っています。

山と空気のきれいな田舎に住んでいます。
断酒、園芸、読書が好きです。

医療情報のニュースを見て

先日ピロリ菌の記事を書いた直後に、このニュースを見ました。


DeNAが運営するキュレーションサイトが公開を中止。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161208-00000007-fsi-bus_all


医療情報って専門的な書き方をしてあると、わかりにくい。
ネットではわかりやすくて、自分に関係のありそうな都合のよい記事にどうしても影響を受けて信じたくなります。私だって多分そうです。


病院で主治医にもあんまり細かいことは聞きにくい。
だいたい先生は何も説明してくれない。
やっぱり自分でもよく調べておきたい。
診察室でも事前に自分の症状をネットでよく調べて、ご自身で診断確定をされてから来院されてくる方もいます。


さて、突然ですが血液検査結果の結果、基準値が時々変わっているってご存知ですか?
例えば、肝機能の値であるGOT(AST)、GPT(ALT)は2012年4月に基準値が変更になりました。
            2012年4月まで             2012年4月以降
GOT        10~40U/L                      0~30U/L
GPT           5~45U/L                     0~30U/L


この前後に同じGOT40  GPT40だった人は、2012年4月までは正常だったのに、翌月同じ値でGOT、GPT両方に異常値マークがついてしまいます。


統計で健康な人のほとんど(95%)が入る値を基準値として決めています。
基準値についての面白いレポートを見つけました。初めの1、2ページくらいが面白いです。



ちなみに
GOTは心臓の筋肉、骨格の筋肉からの影響を受けます。
GPTはほとんどが肝臓に存在する酵素です。


比較的わかりやすい記事を見つけました。
GOTについて
http://www.h-nc.com/cat36/post_84.html
GPTについて
http://www.h-nc.com/cat36/post_85.html
GOT.GPT両方上昇していて、その割合なども比べて先生たちはデータを見ています。
他の血液データや腹部超音波やレントゲン写真からだって多角的に見ています。


ネットの情報やテレビ、週刊誌などマスコミの情報は合っていることもありますが、必ず疑って裏どり(?)したほうがよいと思います。私の情報だって古いので疑ってください。(笑)


病院に行くときは、待ち時間にでも、質問したいこと心配なことをメモに箇条書きにでもして、主治医の先生に聞きましょう!口下手ならそのメモを見せて答えていただきましょう。ただしあまり長文はダメよ。



今日も読んでいただきありがとうございます😊




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いろいろ編んでます。

子供が編み物を学校のクラブでしていて、私もだいぶ刺激され、子供の作品を手伝ううちに編みたくなりました。


いつか編もうと買っておいたままになっていた毛糸で子供用のベスト。

なんだかおばあちゃんが編んでくれたベストみたいになりました。(笑)
かなり久しぶりにベストでVネックを編んだため細かいところはご愛嬌です。


あとは、先日セリアで買った毛糸2玉でバッグを。

ポーチっぽくするか、ポシェットにするかまだ未定です。
かぎ針は苦手なのですが、棒針では毛糸のモールのぽこぽこが活かされず、長編みでネット状にしてぽこぽこ感が出るようにしてみました。
使った毛糸はコレ↓


今は編み図がネットで配布されていて(著作権はあります。)スマホで編み図をいつでも確認できる。なんで便利な世の中なの?
本を買うか、手芸店で1枚50円ほどで作り方のコピーを買ったりしていたけど、今はスマホで検索すればヒントになりそうな作品の編み図が見られる。しかも動画で編み方のコツがたくさんあり驚きました。


本当は手芸・編み物は先生に習ったり、仲間と作品を見せ合ってつくるほうが、本当は楽しいんですよね。


編み物をしていると時間を忘れて集中でき、手元が暖かいし、心も元気になれそうです。
しばらく、編み物がマイブーム(死語)になりそうです。
今日も読んでいただきありがとうございました。

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突然ですが、ピロリ菌の話

師走も押し迫り、そろそろ忘年会やクリスマスパーティーなどでご馳走をたくさん食べるシーズンですね。


以前小さな医療機関で働いていたとき、12月後半は食べ過ぎ、飲み過ぎで体調が悪くなる方がよくいらしてました。


さて、普段元気な時は胃や他の内臓なんて存在すらあまり意識しないですが、胃もたれ、食欲不振、吐き気などが襲いかかると急に胃の不調が気になりだします。


調子の悪いことが頻繁にあるなら、担当医師と相談して、胃の内視鏡検査を受けると安心です。胃の粘膜の状態を目で見て確認できるからです。


理想としては普段の検診などで胃の内視鏡検査をしておくとよいようです。


ピロリ菌は日本人では持っている方がとても多く、50代以上では7.8割がピロリ菌持ちです。ですからピロリ菌がいても全く驚かないでほしいです。
原因は井戸水、川の水などから感染した説、乳児期に親が噛み砕いた食品を与えた説。など色々ありますが、衛生環境がよくなった現代では若年層はピロリ菌持ちは少なめのようです。


成人してから感染することは稀です。衛生環境の悪い東南アジアに長期在住するなど特殊な環境では全くないとは言えないですが、殆どないようです。小児期の水道環境などが大きいようです。


さて、ではなんで沢山の日本人が持っているピロリ菌を除菌せなあかんの?となるわけですが、ピロリ菌検査が陽性になったからといって全員が除菌できるわけではありません。


胃カメラ検査をして、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の診断がないとピロリ菌除菌は保険適用されません
その他特殊な胃の病気、早期胃がんの内視鏡治療後も保険適応になります。それらの病気がないと自費負担となります。


胃カメラの時にピロリ菌の存在が疑われると、その場で組織をとって培養検査に出します。


ピロリ菌を除菌すれば、慢性胃炎や胃、十二指腸潰瘍などの進行・再発を根元から断ち切れる可能性がある画期的な治療法なのです。


もちろん7日間ガッチリ薬を飲んで除菌するので便がゆるくなったり、ちょっとした副反応はでることがあります。(すごく具合が悪くなった場合はもちろん中止したほうがよい。)そして服用後、一定期間(6週から8週間ほど)おいて、胃カメラまたは、その他の検査で除菌判定(ピロリ菌がいなくなったか、まだ残っているかの判定)します。


ピロリ菌の検査は組織培養、血液検査、呼気(ふーっと息を吐く)検査など数種類あります。その医療機関と相談していただき、除菌判定にあった検査を案内してもらいます。除菌判定には適切な時期があるため、タイムスケジュールに余裕のある時期を見計らって除菌&除菌判定したほうがよいです。症状がなくなると病院にいくのが面倒になってしまいますが、ここはきちんと判定しておきましょう。


除菌成功率は60~70%です。万一1度目の除菌で除菌できなくても、2度目、3度目とチャンスはあります。慢性胃炎の保険適用やご自身の都合などをよく主治医とご相談して下さい。保険適用は2回目までですが、最新情報は病院や担当医師、日本ヘリコバクター学会等でにご確認ください。


しかし、長期的には除菌した後、ずーっと飲んできた胃薬を飲まなくてもよくなった方もいらっしゃるそうです。もちろん、患者さんと縁が切れると医療機関は商売上がったりですけどね。


ピロリ菌が胃の中にいた年数が長ければ長いほど胃の老化(萎縮性胃炎)が進みます。萎縮性胃炎は、胃がんの素地になってしまうこともあります。もちろん、ピロリ菌を持っている人がすべて慢性胃炎や胃がんになるわけではありません。お間違いなく。


わかりやすい説明&図をみつけました。
ピロリ菌のお話
http://www.pylori-story.jp/disease/disease/gastritis/


リンク先の図を見ていただいて、ピロリ菌の除菌は将来的に胃がんの予防にも一役買うのだということが、言いたいことでした。


ピロリ菌の除菌について勝手にまとめました。
①胃カメラを受けて、胃の病気(慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍)の診断を受ける。
②陽性なら除菌薬💊を7日間飲む。
③一定期間をおいて除菌判定。
④除菌できても時々フォローアップしてもらうこと。除菌できていなかったら2回目除菌を相談する。


通院する時間、日数、そしてお金もかかります。しかし、日々の胃の不快な症状、胃炎や潰瘍、胃がんのリスクを減らせるのであれば、長期的には価値のある治療法かなと思います。


****最近の情報は必ず担当医療機関にご相談を!****


では、今日も読んでいただきありがとうございました。


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